菊の栽培には大量の肥料が必要です
菊は古来より日本人に愛されてきた花であり、大輪の見事な花を咲かせるので栽培の甲斐がある種類と言えるでしょう。
一般に、この花には野生種が無く、それは裏を返せば、野原や山に放っておいても育たない、栽培するのに手間のかかる植物であるとも言えます。
種類としては、日本で見られるものには大、中、小と大きく分けて3種類あります。
その他に、ヨーロッパで品種改良された西洋菊、アメリカで改良されたスプレー菊などがあります。
日当たりと水はけの良い酸性土壌に植えます。
窒素、リン酸、カリをバランス良く含んだ肥料を多めに与えるのが普通ですが、あまり一度に与えすぎてしまうと取り込み過ぎてしまう傾向があります。
ですから、なるべくゆっくりと吸収するような形の肥料を土に混ぜてあげると良いでしょう。
その際、根と肥料が直接触れないように注意してください。
根や茎が育つ時期には窒素の多いもの、開花の時期にはリン酸の多いものを液肥の形で与えるとさらに良く育ちます。