貿易輸送で使用する海上コンテナについて
世界中の国々と貿易が盛んに行われるようになり、グローバルな観点で見ると各国との距離が縮まってきています。
特に中国などへの輸出や輸入が飛躍的に増加し、船舶で運ぶ海上コンテナの取扱量が増大しています。
しかし、そもそもこれはどのようなものなのでしょうか。
コンテナを輸送する際、世界を相手に貿易をするのですから、コンテナの大きさの規格が国によってバラバラであれば、スムーズに運ぶことができません。
そのため国際標準化機構の規格に基づいてその大きさが決まっています。
ただ陸上で使うコンテナとは違い、この海上コンテナはドライコンテナ、冷凍コンテナ、タンクコンテナなど様々な種類があります。
ドライコンテナが最も普及しているタイプですが、冷凍コンテナは冷凍ユニットが内蔵されており、一定の低温を保持することができるすぐれものです。
これらのコンテナは、海を渡るのですから当然厳しい耐久性が求められています。
熱帯の赤道を渡る時、高温高湿の環境にさらされます。
逆に冷凍食品などを積み込むため、冷凍や冷蔵ができる機能を持ったものにも対応しなければなりません。
また船積みの時には衝撃が発生しますので、耐衝撃性、耐久性の高いものにする必要性が出てきます。
コンテナを取り扱う物流企業は、荷主の大切な荷物を預かり、お客様のもとへ無事に届けるという使命を持っています。
そのような背景から、海上コンテナを設計する際には十分に注意する必要があります。